日本の設計事務所がサウジで仕事をするには。契約と現地体制の準備

日本の設計事務所がサウジの開発案件に関わるには、どのような現地体制が必要か。日本側と現地企業の役割分担、開発会社との交渉、HIKARIの支援内容を紹介します。

リヤドの幹線道路。手前に高架、奥にモスクのミナレットと建設中のビル。
リヤドの幹線道路。手前に高架、奥にモスクのミナレットと建設中のビル。Fahad Puthawala / 写真出典 / Pexels License
目次

基本設計、実施設計、監理など、日本側が担当する範囲を契約前に決める。

報酬の支払い、追加修正、知的財産、現地での責任分担を具体化する。

HIKARIは設計を代行せず、開発会社との交渉や現地企業との調整を支援する。

日本の設計事務所がサウジの開発案件に参加する場合、最初に決めたいのは「どこまでを日本側が担当するか」です。コンセプトと基本設計までなのか、実施設計にも関わるのか、現場での確認をどのように行うのか。この範囲によって、必要な人数も報酬も変わります。

HIKARIは、サウジの開発会社と日本の設計事務所・デザイナー・技術会社との協業を支援します。設計は設計者が担当し、私たちは案件の条件交渉や、現地企業の紹介、提携や役割分担の調整を受け持ちます。

上空から見たジェッダの建設現場。クレーンと足場に囲まれた躯体。
上空から見たジェッダの建設現場。クレーンと足場に囲まれた躯体。حمزة رسلان / 写真出典 / Pexels License

現地の会社とどう分担するか

日本側の設計を現地の規格や申請に対応させるには、現地の設計・技術者や施工会社との分担が必要になります。資格、登録、申請上の責任は、案件と担当業務に応じて調べます。

担当 契約前に決めること
開発会社・事業主 用途、予算、承認する人、変更の決め方
日本側の設計者 設計範囲、成果物、修正対応、出張
現地の設計・技術者 現地規格への対応、申請、担当業務の責任
施工会社 工事範囲、図面の確認、品質・工程の管理
HIKARI 候補企業の調整、事業条件の交渉、連絡・進行の支援

図面への質問や変更依頼を誰が取りまとめるかも決めます。複数の担当者から別々の指示が来ると、手戻りが増えるためです。

設計・開発案件の役割分担
  1. 事業主

    予算・土地・用途・意思決定

  2. 設計と施工

    設計者・技術者・施工者の責任と資格

  3. 調整支援

    チーム編成、条件交渉、進行管理

編集部による検討手順の例。法定の手続きや所要期間を示すものではありません。

デザインや図面の権利も決めておく

作成した図面をその案件だけに使えるのか、別の建物にも使えるのか。設計者の名前を広告に掲載できるのか。こうした利用範囲も契約に入れます。

完成写真を実績として紹介したい場合は、その扱いも交渉時に相談しておくと、公開の段階で話を戻さずに済みます。知的財産、責任範囲、紛争解決の条項は、適用法を踏まえて弁護士と確認します。

HIKARIに相談できること

サウジ側の開発計画を伺い、日本側の候補企業を選び、業務範囲や報酬を交渉します。契約や税務の担当者とも連携し、設計者と開発会社の間で決めるべきことを進めます。

日本側の設計事務所・デザイナーの方は、得意分野、担当できる業務範囲、現在の体制をお知らせください。現地案件への参加を具体的に検討する材料になります。

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Sources & Notes

本記事は、記載した参照日時点で公開されていた情報にもとづく一般的な情報提供です。 制度、統計、事業環境は変わります。法務・税務・投資に関する判断にあたっては、 必ず有資格の専門家にご確認ください。

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